HOME > 不妊治療体験記のページ>Part4
head_img

お問い合わせをお待ちしております
TEL. 052-910-5550
営業時間 AM10:00 ~ AM12:00 PM5:00 ~ PM7:00
火、木、金午後 祝日 日曜 休診 

不妊治療体験記4

Eさんの体験記(2002/3/18追加)

私は、結婚13年目にして、やっと子供が授かりました。稲垣先生の所へ通院し始めて、 2年半たった頃に先生のお陰で妊娠しました。その前の病院では7年間通院し、 人工受精を20回以上しましたが1度も妊娠しませんでした。この頃私は子供がほしくて焦っていました。 後継ぎのいる家に嫁いで回りから子供はまだか、子供はまだかと言われ続けていたので 早く子供が授からないかなあと、心の中で焦っていました。 いつになったら、自分の子供をこの両腕の中に抱けるんだろう、私は今真っ黒なトンネルの中で ゆっくりとマラソンをしている状態なんだ、いつになったらこのトンネルを抜けて明るい光りが さしているトンネルの出口に出て、ゴールのテープが切れるんだろう、子供さんのいる母親と 同じ光のなかにいつになったら入れるんだろうか、と思ってみたり自分自身が暗くてはダメだ。 いつも明るくしていれば、いつかは明るい光の中に入れるんだ。と自分自身に言い聞かせながら この頃は生活をしていましたが、でもスーパーへ買い物に行って小さな子供の顔をまともに 見ることが出来ませんでした。小さな子供を見ると私はいつもどうして私には子供が授からないんだろうと 思って、とても悲しくなってしまうので、なるべく毎日の生活の中で子供の顔を見ないで済むように 生活をしていました。子供のいる友達とも会わなくなりました。会話の中に入れないからです。 そしてだんだん友達付き合いも少なくなりました。 前の病院の都合で、先生の所へ転院しました。初めて先生の病院へ伺った時は、とてもリラックス出来ました。 それはなぜかと言いますと先生と看護婦さんの笑顔がとても優しく私の心の中を明るくしてくれました。 先生に今までの話をしていると、やさしく聞いて下さりとても安心出来ました。 今まですごく暗かった自分に明るさが出て、子供のいない今の生活を楽しもうと思える様になり、 肩に力が入っていたのが、スーッととれました。そして2年半たった頃に、体外受精2回目にして 子供が授かりました。もう、とてもうれしくて、うれしくて出産する日が、 とても楽しみになりました。高齢出産でしたけど、無事に子供が生まれました。今不妊治療をなさっている皆さん、 精神的、肉体的、経済的にも大変だと思いますが、私みたいに結婚13年目、院9年間頑張った者もいるので、 こんな人もいたんだと思って、不妊治療を頑張って下さい。心から応援しています。最後に皆さんにも明るい陽がさしますように心から念じています。


Dさんの体験記(2002/2/26追加)

私は結婚5年目に稲垣先生のところでお世話になって、子供を授かることができました。結婚してすぐにで も子供がほしいな、と思っていたので、思っていたより時間がかかりました。2年くらいたっても妊娠 しなかったので、不妊治療をはじめました。(不妊専門のクリニックに通っていました)病院に行けば、 原因がわかるだろうと思っていたら、検査をすすめても主人私ともに原因が見つからず なんとなく、 治療のレールのとおり人工授精の回数を重ねて行くことになりました。それで妊娠するだろうと思っていたのに、 ちっともその気配はありませんでした。期待して、ああまただめだった・・・の繰り返しでだんだんと疲れてきていました。 院をはじめて1年くらい経った頃から、治療と平行しておばた治療室でもお世話になっていました。 自分の体と向き合うということが、大事なことなんだなあと改めて感じることができていて、まあのんびり 行くしかないな、そのうち授かるかな、と思う反面、周囲からの心無い言葉に傷ついたり、人の妊娠を うらやましく思ったり・・・そんな日が続いていました。そのうち、「原因不明のいわゆる機能性不妊、 このまま人工授精を続けるのもひとつだけど体外受精も選択する時期にはきてるかな」というような説明を聞きました。 踏み切るかどうか夫婦で話をしましたが、結局ちょっと休憩しようかということになり、治療を止めて、 のんびり自然にまかせていました。そんな時、稲垣先生のクリニックのことを勤務していた病院の先生 に紹介していただき(治療は自分の勤め先ではありませんでした)体外受精でもクロミッドでされてい るから 体に負担が少ないと言うことを知ってまあ、一度だけチャレンジしてみようかなと思ってお世話になりました。 お灸もしていたせいか、5つも卵胞が育って4つ採卵できました。結局3つの受精卵を戻しました。 今までの私なら、「今回は妊娠できるかも」と期待していたはずなのですが、そのときはいたって平常心で、 高温期もお腹が張ったりしていても、期待感にはつながりませんでした。だからか、妊娠判定薬を自分で 試すこともなく判定日に診察に行ったところ「双子かもしれないねえ」という稲垣先生の言葉にびっくりして 「妊娠してるんですか?」と言ってしまいました。ほんとにびっくりして、なんだか信じられないまま病院から 家に帰ったことを覚えています。結局お腹には一人の小さな命が授かっていました。今思うと、気持ちが ゆるんでいたというか、変に力が入ることなく過ごせていたときにふっとコウノトリがやってきたように思います。 治療の内容ももちろん大切だと思いますが、それ以上に自分の精神状態というのは大いに関係するのでは? と思ってしまいます。焦らないことが大切なんて、治療していたときにも充分わかってるつもりでした。 でも、実際にはどこか焦っていたのだと思います。この先私は赤ちゃんを授かることができるのだろうか?と 先が見えないことにどうしても悶々とした気持ちになったりします。私は去年の今ごろ妊娠がわかりました。 そのときは一年後に子育てを楽しんでいる自分は想像できませんでした。 それが今は息子と毎日楽しく過ごせています。 ここを訪れている皆さんにも、いつかそんな気持ちになる日がきっとやってくるのではないかなと思います。 辛い気持ちもたくさん経験されていることと思いますがその分人に対して優しくなれるし、自分たちにとって一番いいときに きっと赤ちゃんはやってきてくれるんだと信じて、今という時間も大切に過ごして下さい。 皆さんにも幸せが近づいてくることお祈りしています。

HOME > 不妊治療体験記のページ>Part5>Part4>Part3>Part2>Part1

ページトップに戻る